トップページ > 翻訳ACNが選ばれる理由
ネットの普及により、世界中の国々とのやり取りも日常の中であたりまえに行われるようになりました。しかし、依然として「言葉の壁」は私たちの前に立ちはだかります。そして、その壁を乗り越えるお手伝いをする翻訳会社は世界中に数え切れないほど存在します。
ご自身が時間と労力を費やして作成した大切な原稿が人の手に渡り翻訳や校正がされるのなら、安心して任せたいと思うのは当然です。しかし、その安心の基準とは一体何でしょうか?「価格?」「納期?」「品質?」…
安心を得るためには、最初の一歩、つまり、正しい翻訳会社の選び方が非常に重要なのです。
ACNへ頂くお問い合わせの中で、特に多い事例をまずご紹介します。
翻訳会社が増え続ける中で、当然ながら価格競争も存在します。
少し前では考えられないほどの低価格な会社が存在することも事実です。コストが安く済むことは確かに嬉しいですよね。しかし、同時に、上記のような「安かろう、悪かろう」という結果が生じていることもまた、事実です。
料金の安さのみを重視した結果、受け取った翻訳の質が悪く、再翻訳が必要・・・お客様に降りかかる労力やコストは計り知れないものとなるでしょう。
ご自身で書いた論文やマニュアル、将来に影響するようなプレゼン資料、契約書類など・・・一番問われるのは翻訳の「質」です。提出された側にとって、翻訳のコストや労力は関係ありません。大切なことはその内容で、元言語から正確かつ自然に翻訳されているか・・・つまり結果のみなのです。
料金が予算範囲内、しっかりとした品質、希望通りの納期…
これを叶えてくれる会社があなたにとって最良のパートナーとなるのではないでしょうか。
「料金が安い会社」を選ぶのではなく、「予算内の会社」でまず絞りましょう。そしてその中から、自分に合った品質やサービスを受けられる会社を探します。
無料トライアルを利用することも大いに役立つでしょう。品質を実感できます。また、会社概要やスタッフの対応、アフターフォロー体制を比較し、信用できる会社なのかを見極めることも大切です。
たとえば下記のような項目をチェックしてみましょう。
時間がなく急いでいるときこそ、しっかりと慎重に翻訳会社選びをお勧めします!
このひと手間が、結果を大いに左右するからです。
ACNの翻訳料金は、すべてネイティブチェック込みです。他社と比べて決して安い金額ではないかもしれません。ACNは、創立より18年、安易な値下げをせず、品質の向上のみに力をいれてきました。翻訳会社としての知識と経験を通し、高い翻訳サービスをご提供することが、結果的にお客様にとって金銭的・時間的なコストを抑えることに繋がると考えています。
質の高いサービスをご提供する上で、大きな力となるのが翻訳者です。ネイティブであれば誰でも何でも翻訳できるというものではありません。知識や経験、そしてしっかりとした調査力は不可欠です。ACNには、総勢300名を超える翻訳者が在籍し、全員が学位を有しています。それだけではなく、医学、工学、科学、経済など幅広い分野において、それぞれ知識や経験が豊富な者が在籍しております。
実際、「他社と比べて高い」という声も頂きます。しかし、ACNへご依頼いただくお客様の90%以上はリピーターです。また新規のお客様の多くがご紹介による方々です。国内数多くの大学・大学院研究室、公的および民間の研究機関、そして企業など多くのお客様により常にご支持を頂いております。それは、弊社の品質をお選びいただいた結果であると自負しております。
ACNでは安心してご依頼いただくために、全て元の原稿をベースに料金を算出し、何度でも無料でお見積もりをご提供しております。お客様のご要望は何なりとお申し付けください。弊社コーディネーターと翻訳者がお客様1人1人にあったサービスをご提供いたします。
無料トライアルも受け付けておりますので、まずはACNの質を実感ください。
米国で昭和47年7月30日生まれ。
1990年 シカゴ大学の医学関連学部に入学、パートとして海哺乳動物飼育係。
1992年 三年生としてエモリー大学へ転校、パートで微生物研究所の指導助手
1994年 同校の歴史と社会学部を卒業。
1997年 米陸軍予備役から現役、自衛隊との訓練で来日。除隊後、文部省のJETプログラム。二年後、上京、三年間某翻訳会社に勤務。その後、三年間東京で某映像事務機製造会社に勤務。
2004年 再び大学入学のため、中国へ引っ越す。天津大学の国際教育学院に入学、中国語試験(HSK)の準備。
2006年 合格後、隣の南開大学ソフト(開発)部に入部、現在二年生。
アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身。
1977~83年 ユタ州ブリガム・ヤング大学(歴史専攻)にて、最優等(Summa CumLaude)で学士号取得
1984~1986年 東京外国語大学に留学し、日本近代史の研究を行う
1987~88年 ニューヨーク州コロンビア大学(ジャーナリズム学部)にて、修士号取得
1988~89年 ルイジアナ州 The Shreveport Journal にて、社説担当副編集長として従事。
国際交流員として大分県企画調整課に勤務。平松県知事の通訳を行う。カナダ国バンクーバーの翻訳会社Fact International Co.に勤務。日本ビジネス翻訳(株)に勤務、翻訳並びに英文校閲に従事。現在はフリーランス翻訳(校閲)者及び大学講師。
アメリカ出身。
1980年 留学生として、来日。
1984年5月 コロラド大学卒業(学士号)、専攻:数学、日本語・日本文学
1988年12月 ニュ-ヨーク大学卒業(修士号)、専攻:コンピュータサイエンス
1985年 以来、フリーランス和英技術翻訳者として働いています。
〈翻訳経験のある分野〉コンピュータソフト・ハード、CAD/CAM、ロボット、実装機、コントローラ、シーケンサー、印刷機械、半導体、パケージ技術、モデム、インタフェス、VCR、電子楽器、信号処理、CDプレヤー、光ファイバー、光電機器、太陽電池、音声機器、空油圧、フォくリフト、搬送機、自動車部品、ポンプ、バルブ、航空機、化学、フィルム、繊維、塗料、樹脂、品質管理、経営、家電、建築、土木、広告、会社案内、ウェブページ等。
翻訳者の中には翻訳という作業について様々な観点が存在します。文学作品を翻訳する者は読者に作品の本質を伝えるよう努力しますが、良い訳に原文への忠実性が必ずあるというわけではなく、原著者の意と異なることがあります。
これはイタリア語の諺で“Traduttore,traditore”「翻訳者は裏切り者」という風に表現されています。私が携わっている技術翻訳では前述した概念とは異なり、正確に意味を伝えることが一番大切です。研究や調査論文等の第一目的は著者の心を伝えることではなく、単に事実やそれに基づく所見を正確に伝えることにあります。
技術翻訳にも幾つかの技法がありますので、ここでは私自身の経験や苦労から得た技とコツをお伝えしたいと思います。
私の専門分野は主に医学・化学・生物学なため、ここではそれらを中心にお話します。
〈 筆者 カーチス・ベントリー 〉
技術翻訳、特に医学翻訳の場合、専門知識がまず第一に重要です。医学関連の翻訳をするためには、化学や生物学は勿論のこと、ある程度物理学の知識も必要です。かつて医師を志していた私は米国の大学で医学を専攻していましたが、途中で専攻を変え、医師にはなりませんでした。その後、大学で学んだことと日本語学校で習得した知識を活かし、医学翻訳の道に入りました。まずはアルバイトとして微生物研究所に勤めながら、医学部で解剖学や生理学の授業を受け、人間の解剖も見学しました。私は医師ではなく、実際に手術した経験もありませんので、医学翻訳者のプロになるためにはかなりの勉強が必要でした。ここで、医学翻訳者を目指すあなたに私のお勧め方法をご紹介しましょう。初心者なら、英国Channel 4の「Anatomyfor Beginners」と「Autopsy: Life and Death」の2シリーズがお勧めです。これらは医師が説明をしながら、解剖学者が実際より短めの人体解剖を行います。また、英国BBCの「Human Body」シリーズでは医師が受胎から死に至るまでの人間の生命について説明します。中級者なら、実際の手術や解剖のビデオを入手するのもよいでしょう。
基本知識を習得した後は、各分野の専門用語や表現を理解することが上達の鍵です。日本人なら、『南山堂医学大辞典プロメディカ』や医学会誌等が大変役立つと思います。また、よくクリニックや病院のホームページ上で、医師が患者やその家族に向けて、病気や手術について分かりやすく説明していることもありますので、そこから医療関係の情報を得ることが出来ます。翻訳作業の際にも、翻訳者は専門用語や表現を正しく認識し理解しなければなりません。例えば、anesthesiaとanestheticは同義語ではなく、前者は麻酔という過程を意味し、後者は麻酔剤や麻酔薬を意味します。当たり前のようですが、英語も日本語と同じように言葉はひとつひとつ区別されています。そこで、用語集や対訳集等も大変役立ちますが、同時に注意も必要です。
例えば、ある画像診断会ではゾンデをそのまま「sonde」と記載していました。しかし英訳の際にはフランス語のままではなくprobeと訳さなければなりません。残念ながら、時に“専門家”の訳も誤っていることもあります。翻訳者の仕事は翻訳物自体の質を左右する大切な作業です。私の場合、できる限り一人の著者が出した用語集や対訳集を使用するのを避けて、様々な専門家が編集したものを使用します。例えば、初心者向けなら、caseとpatientの違い等を説明しているホームページ「A Guide to Medical Writing オンラインで学ぶ医学英語の書き方」がお勧めです。中級者向けなら、『Merck Manual』の「医師向け」と「家庭版」や『ステッドマン医学大辞典』、『PDQ』等がお勧めです。
専門知識を習得するためには、各分野の文献を読むとよいでしょう。これは決して簡単なことではありませんが、同じ分野で既に日本語に訳されたもの、或いは原語のものや外国で発表されたものは翻訳作業をする上での手掛かりを得られるでしょう。『Trends in Glycoscience』や『Glycoforum』のような日英版の学会誌は少ないですが、日英版要約を公開する学会は実際に存在しますのでご参考までに下記一覧表にてご紹介します。
臨牀透析 | The Japanese Journal of Clinical Dialysis |
季刊 腎と骨代謝 | Kidney and Metabolic Bone Diseases |
肺癌 | Japanese Journal of Lung Cancer |
日本消化器外科学会雑誌 | Japanese Journal of Gastroenterological Surgery |
早期大腸癌 | Early Colorectal Cancer |
日本感染症学雑誌 | Japanese Association for Infectious Disease |
臨牀消化器内科 | Clinical Gastroenterology |
外国語の文献に挑戦するのでしたら、専門家が利用する医薬学の検索エンジン「Pub Med」が不可欠であり、日本語でも「PubMedの使い方」や検索ガイドは幾つかあります。
分野外でも参考がある医学翻訳では他分野の参考文献も使用します。法律分野でいえば、対訳版の日本の薬事行政があり、政府が公開した法令翻訳データが役立ちます。数学や統計分野では、日米EU医薬品規制調和国際会議(ICH)が様々なガイドラインを公開しており、対訳版もWebから入手できますし、統計処理でよく使用されているSPSS統計ソフトも日本語版と英語版があります。また、PC関連ならMicrosoftやAppleがあり、様々なLinuxの文字列の対訳集もダウンロード可能です。
紙媒体の参考文献も役立ちますが、検索作業に必要以上に時間がかかるため、私は電子版の文献をよく使用します。電子化の利点はそれだけではなくPCひとつで作業が出来るため、本棚のスペースも節約できます。EPWING形式の電子版辞書が一般的で、私も多くの翻訳者が愛用している検索ツール「DDWin」や「Jamming」を使っています。
参考用データベースを作る前述と併せて、私自身でも独自の参考用のデータベースを作成しています。ACNのコーディネーターやクライアントからのフィードバック・修正があった際には、原文と訳文をテキスト(txt)ファイルとし特定の場所に保存しています。その後、txtやエクセル形式のcsvファイル等を検索できるGrepツールを使い、迅速に過去の翻訳等を参照できるようにしています。私は、現在ソフト開発部の学生でもあるため、独自開発のツールを使っていますが、市販の「PowerGrep」という安価なGrepツールもお勧めです。
最後に、私は、信頼性がある参考物や参考用データベースが備えて、完璧な翻訳作業を目指しておりますが、時には誤りをしてしまうこともあります。しかし、誤ちをただ失敗として考えるだけではなく学ぶ機会であるとも考えます。二度と同じ過ちを繰り返すことのないよう真摯に受け止め、そこからさらに学ぶよう努力しています。私は翻訳のプロとして自分の仕事にプライドを持ち、「If a job is worth doing, it’ s worth doing right.」(やる価値のある仕事は立派にやり遂げる価値もある)と信じています。